法律コラム

紛争の解決法

投稿者 admin on 2月 6, 2011

AがBに対し、例えば、貸金100万円を返せといった、法律的要求を持っている、としましょう。しかし、Bは、例えばそんなお金を借りてはいないなどといって、この要求に応じようとしない、としましょう。いくらいっても返さないので、仕方なく、Aがこの要求の実現をあきらめてしまえば問題は収まり、もめごと状態はなくなります。しかし、Aがあきらめずに、何らかの方法でBに対し要求の実現を求め続ければ、A・Bは紛争状態、つまり、もめごとの状態にあるといえます。

 

紛争状態の解消(紛争解決)の道筋は、一般的にいえば、大きく二つあります。
一つは、どういう形であれ、当事者が協議して、相互に同意できる解決案を見つけることです。これを話合い解決と呼びましょう。
ただ、当事者がいくら話し合っても、双方の主張が大きく隔たり、解決案を合意する見込みがなければ、話合い解決は出来ません。先ほどの例でいえば、100万円の貸借の事実そのものについて、双方で認識が違えば、話合い解決の見込みはないと言っていいでしょう。
もう一つの方法は、全くの第三者にいずれの主張がどのくらい正しいか判断してもらい、当事者双方ともその判断に従うという方法です。これを法的解決と呼びましょう。これは紛争を解決するために社会が用意したシステムで、裁判で解決するというのが法的解決の典型的方法です。日本では、「裁判沙汰」などといって、訴訟手続を忌み嫌う雰囲気がありますが、裁判によることは恥ずかしいというようなことではなく、話がつかないときに公正なルールに従って第三者に判断を委ねる正々堂々とした社会公認の解決方法ということが出来ます。

 

 紛争状態に入り込んだ当事者は、その解決のため、まず相手と話合いをすることから始めてもよいし、初めから裁判など法的手続に着手してもかまいません。
話合い解決のメリットは、合意さえ出来れば、また、時間をさほどかけなくとも、紛争が終わる可能性があるという点です。問題は、双方の合意が出来なければ解決をみないという点ですから、合意の見込みがあるかどうか、早期に見極めることが大事です。
合意を考える点でのポイントは、この紛争の内容が第三者の目から見てどう見えるか、という点なのです。それは、結局話合い解決が出来ず解決のため法的手続に移行した場合には、第三者が解決案を決めるのですから、例えば裁判の場合でいえば、どういう判決が見込まれるかという点を考えることです。
簡単な話、裁判をしても負けそうであれば、話合い時点で、大きく妥協をした方がよいでしょうし、逆のことも言えます。
ですから、双方の紛争当事者自身が紛争を客観的にみることが出来れば、法的手続によることなく話合い段階で早く解決する可能性が大きくなります。しかし、紛争を第三者の目で観察することが出来る当事者はまれでしょう。紛争当事者はどうしても自分自身の立場で、すなわち主観的に、紛争に関わることになります。それはそれで仕方ないのですが、そうなると、その事案を、その当事者の立場に立ちながらも、第三者の目で見てくれる専門家に見てもらって参考にする、、すなわち弁護士に相談をするというのが賢いやり方ではないでしょうか。
紛争自体の分析や解決方法の選択など、第三者の目で見た助言を参考にしながら解決の道を進む方法をお勧めしたいと思います。

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